帰ってきたコタさん、コジさん


赤さんが産まれるというので、私たちが赤さんの面倒をみるのに落ち着くまで、また赤さんに及ぼす衛生上の観点から、我が家の箱入り猫コタローさんとコジローさんを実家で預かってもらっていたのです。

で、コタさんとコジさんはいつものように実家で母に甘やかされ、「ヘンデルとグレーテル」のヘンデルよろしく、ぷっくぷくにさせられていたのでありますが、


:「いつまでもお義母さんに預かってもらっているのも悪いからそろそろ引き取りましょうよ」

:「え? 母も喜んでるし、子育てがもう少し落ち着くまでいいんじゃない?」

:「そういうわけにもいかないでしょ? それにこれ以上大きくさせられても困るし……」

:「ん〜、そうねえ、この前様子見に行ったら一回り以上大きくなってたからなあ。母はコタとコジに食べ物をあげて肥え太らせるのが唯一の楽しみだしねえ」

:「それにあまり間が空いちゃうと引き取るのも大変じゃない?」

:「ん〜、そんなことはないと思うけど、これ以上巨大にさせられるのはちょっと考え物だねえ」

:「じゃあ、引き取るって連絡しておいて」

:「ん〜、じゃあ、しょうがないから連絡しておくわ」


ってなわけで、先週の土曜日(11/12)にコタさん、コジさんを引き取ってきたのであります。

つっても、実家の車に乗せてもらって父の運転で連れて帰って来るだけなんだけど。

で、約2ヶ月半ぶりに我が家にコタさん、コジさんが帰ってきたわけですが、キャリーから家の中に出された瞬間にダッシュで物陰にお隠れに。


:「なんでこの子たちはずーっと物陰に隠れてるの?」

:「まあまあ、そのうち慣れるでしょ。ほっときましょ」

:「(……アナタニイワレナクテモシッテル)」


まあ、三日もすれば慣れる……ような気がします。