WindowsユーザはMacintoshユーザにもっと寛容になるべきだ
というか、(私がいままで仕事でつきあってきた)Windowsユーザは、Macintoshユーザ(私)がWindowsの操作でちょっともたつくと、
「あ!? そこじゃないよ! プロパティだよ、プロパティ! そこで右クリックだよ! 右クリック!! Windowsさわったことないの!?」
という反応を(ほぼまちがいなく)します。
でも、私自身はそういう反応に慣れているので、
「Macのマウスには右クリックボタンないんですけど……(つか、いま使っているマウスはボタンすらない)」
などと言い訳をするでもなく、
「あ、すいません」
とWindowsユーザさまにいわれたとおりに作業をします。
でも、WindowsユーザさまがMacintoshを操作しなくてはならないような状況になった(陥った)ときには、彼らが操作にまごついていたとしても私は別に
「なんだよ、そんなことも知らないの?」
というような対応はせずに優しく見守るようにしています。
ただ、彼らが操作がわからず困っている(ような)ときや、操作方法を聞かれたときにはもちろん笑顔で親切丁寧にお答えするようにしているわけですが、私がにこやかに操作方法を説明すると、彼らは決まって
「自分、Macintoshさわったことないからさ、わからなくて当然だよね」
というようなことを口にします。
というか、自分たちがMacintoshが使えないのを棚にあげて、Macintoshユーザ(私)がWindowsを使えない人を非難するというのは、もしかするとWindowsユーザさまの頭のなかには、
【自分が日常的に使えているツールが使えない人、または使えないと仕事にならないツールが使えない人=優秀ではない人】
というような意識が刷り込まれてしまっているのかもしれませんが、私もWindows が使いこなせる人=優秀な人という評価は正しいと思います(んまあ、使いこなしのレベルもあると思いますが)。
ということは、Macintoshが使いこなせる人=優秀な人……という評価も正当だと思うのですが、そもそもMacintoshをさわったことがないWindowsユーザさまには、その人がMacintoshが使いこなせているか使いこなせていないのかという評価ができないのは仕方がないことなのかもしれません。
そういう意味でいえば、私自身はUnixが使いこなせる人=超優秀な人という認識をしておりますが、そもそもUnixをさわったことがないので、たとえば目の前でものすごいオペレートしている姿をみせられたとしても「ふーん、それのどこがすごいの?」くらいにしか感じない可能性があるわけです。
ですが、それらを勘案したとしてもWindowsユーザのMacintoshへの理解の少なさというか、Macintoshユーザへの許容範囲の狭さというのは(少なくとも私のまわりでは)めにあまるものがあります。
「WindowsだけがPCじゃないのになあ……」
だからといって、WindowsユーザすべてがMacintoshやMacintoshユーザへの理解が低いというわけではないということは、結局は人間性なのかもしれません。