管理者が長期休暇に入った


のであります。

いままでえらいたまっていた代休を消化しているらしいのですが、火曜日から木曜日は連続して休みを取りますが、なぜか月曜日と金曜日は出社してきます。


 「なんで月曜日と金曜日だけ出てくるんですかね?」

 「ああ、それは連休取っちゃいけないからだと思うよ……」

 「ええ!? そんなんいくらでも休ませてあげればいいじゃないですか!」

 「ホントだよ。こんな会社早くつぶれちまえばいいんだよな」

 「え? でも、つぶれたらIさんが困るでしょ?」

 「ん? そうでもないよ」

 「え? うそー」

 「いや、別にオレは困らないよ」

 「へえー、そんなもんですか?」

 「そんなもんだよ」


……社員がいうと言葉の重みが違います(笑)。

しかし、管理者がいないとたんに仕事を割り振る人間がいないというだけではなく、優秀なオペレータが1人いないのと同意義なのであります。

つうか、新しく派遣されてきた派遣社員に一から仕事を教えられるということは、性格的にやや問題があろうともやはり一番仕事ができる人間にかわりはないわけで、そういう人間に長期で休みを取られるとかなり痛いわけです。

でも、いずれはいなくなる人間なので、いつまでも期待をしていられません。

なので、みんな口に出してはいいませんが、


 「次にくる人はどんな人なんだろう。性格のいい人ならいいな」


などとひそかに思っているわけです。

でも、管理者が長期の休みに入ったのにもかかわらず、一向にそういった動きがありません。


 「もしかしてこのままなんじゃ…」

 「この会社ケチだから可能性はあるよ」

 「えー!! そしたらどうするんですか!?」

 「特になにもないよ、このままってことだよ」

 「いや、別にそれはいいんですけど、それじゃ誰もいなくなっちゃいますよ!?」

 「別にいいんじゃない? 会社の意向なんだし」

 「えー!? そんなもんですか?」

 「そんなもんだよ」


やっぱり社員がいうと言葉の重みが違います。

でも、管理者が辞めることによって、私がいる部署のメンバーの連携や意志の疎通が俄然よくなってきたのは気のせいではなさそうです。