たしか今年の冬は暖冬って……


テレビのなかで誰かがいっていたような気もしますが、先週の日曜日(2月3日)は朝から雪だったのであります。

「朝から」を正確にいうと、私の自宅のほうではすでに前日(2日)の午前3時にはみぞれ混じりの雨が降っていましたが、なんでそんなことを知っているのかというと、ようはその時間に外をうろうろしていたからなのですが、そんなことよりも朝から雪が降っているということは当然テニスはできないわけです。

ですが、内心


 「昨日じゃなくてよかった(土曜日は10時から16時までコートを取ってテニスをしていたのです)」


と思いつつ、


 「テニスができないのはちょっと気に食わないけど、せっかくだからギネスでも飲みに行くか」


などと考えていたのです。

しかし、9時ごろにいったん起きたものの、昨日のテニスの疲れと、酒を飲んだ疲れと、みぞれ混じりの雨の中を歩き回った疲れ(ぶっちゃけ、これが一番疲れた)に襲われ、


 「よしっ、じゃあ昼過ぎまで眠って、それからみんなに連絡して酒を飲みに行こう」


二度寝したのであります。

で、ぐっすりと眠りこけ、はっと目が覚めるたときにはすでに14時を回っており、


 「うお、やばいやばい」


と独り言をいいながら窓から外を一瞥すると、雪が風とともにびゅうびゅうと吹き付けており、一向に降りやむ気配がありません。


 「……雪が降っているなかわざわざ出かけるのもなんだなあ。ていうか、電話して“雪のなか来てくれ”っていうのもためらわれるしなあ」


とグズグズと迷っているうちに15時になり、16時になり、とうとう一日が終わってしまったのでした。


 「……ま、雪の日に出歩くこともないか」


雨や雪でテニスができなくなった日はいつもそんなことを考えながら一日を過ごすわけですが、いまだに一回も酒を飲みに行ったことはありません。