[blog]いってもわからないからといって、なにもいわない


というのは大きなまちがいなのではないか、と思ったりする今日この頃。

というのも、もし相手がこちらがなにをいってもわからない(理解する気がない)のが100%わかっている相手だとしても、なにもいわないというのはまちがっている……という認識は(たぶん)まちがっていない。

しかし、相手になにをいっても聞く気がないのがわかっているのに、それでもなにかをいわなくてはならないというのはあまりにも不毛だ。

ということは、別にこちらとしてはしゃべりたくはない(よけいな労力を使いたくない)けれども、(伝わっているかどうかは別にして)とりあえずいっておくというスタンスを取らざるを得ない。

けれども、相手がどんな人間であれ、そういう態度を取らざるを得ないというのは自分が一番よくないと思っている。

でも、よくないということはわかってはいるけれども、こちらからいくら働きかけても話が伝わらないし(自分のコミュニケーション能力が低い、もしくは努力が足りないというようなことも含めて)、それ以上状況がよくなるわけでもないので、そういう相手とはコミュニケーションを極力避ける、もしくは完全にスルーする……というのが大人の対応だと思っていた。

けれども、それでは共通の認識や理解している部分がもともと少ないのに、こちらがそういう対応を続ければ続けるほど、さらに乖離が進む。そうなるとその相手とはいずれ没交渉となる。

いままではそれでもいいと思っていたし、いまでもそれでいいと思っているのだが、それでは相手も変わらないし、自分も変わらない。つまり、なにも変わらない。

だから、相手がこちらのいうことをまったく理解する気がなかったとしても、根気強くいい続けるべきだ。

たとえそれが正解ではなかったとしても、大きなまちがいさえしなければ、小さなまちがいですむ。

小さなまちがいでも積もり積もれば大きなまちがいになるのではないか? などと思ったりもするが、塵が積もって山になるには莫大な月日がかかるので、小さなまちがいが積み上がって大きなまちがいになるころには、そんな心配をする必要がなくなっているはずだ。

だから、そんな心配をしているうちに行動に移したほうがよい。

……と自分に言い聞かせてみる。