iMac DV+のHDを交換してわかったこと

HDの壁の存在は確認できず

まず、懸念だった8.4GBのHDの壁は存在しませんで、パーテーションのどこにでもさくっとOSをインストールすることができました。

といっても、これはiMac DV+にHDの壁が存在しなかったというよりも、80GBのHDでは壁の存在を認識できなかったといったほうが正しいのかもしれませんが、やはりなにかを購入するときには廉価ということだけでなく、ある程度いいものを購入したほうがあとあとよいことが多いということを実感しました。

内部へのアクセスはかなり楽

HDを交換するのはけっこう大変な作業なのかと勝手に思いこみ、入念に下調べをして臨んだのですが、意外と楽でした。

というか、初代iMacボンダイブルー(Rev.B)のメモリの増設やHDの交換に比べたら楽勝。技術の進歩というのはすごいです。

なんにもしていないのにCDがイジェクトされるようになった

代替品が手に入るようであればCDドライブごと交換してしまおうと思っていたのですが、すでに生産中止になっており、新品が入手できなかったので、HDを交換する際についでに分解して内部をのぞいてみようかと思っていたら、あんまりにも構造がちゃちいので分解しての掃除は断念。

なもんで、内部にドライバを突っ込んで、みえる範囲内でこちょこちょといじくってみたものの、なんの変化もなさそうなのでそのまま元に戻したら、なぜかはわかりませんが、かなりの確率でちゃんとイジェクトされるようになりました(でも、20回に1回くらいの割合で失敗する)。

事前にネットで調べたかぎりだと、「いままで調子が悪かったけど、OS Xにアップデートしたらちゃんとイジェクトされるようになった」とか「キーボードのイジェクトキーを使えば問題なくイジェクトされます」とかいう、かなり眉唾な内容しかヒットしなかったのですが、いざ自分がやってみたらやっぱり眉唾なことに。

愚妹にいわせると、「もともとCDドライブの口がずれてたのが、兄がHDを交換したときにちゃんとなったからイジェクトされるようになったんだよ」ということになるらしいのですが、たしかにそういう可能性がまったくないわけではないけれども、どうも納得がいかない。

ま、でも、いままでいやいやでもイジェクトされなかったCDが、いやいやでもイジェクトされるようになったわけですから、「ま、いっか」と思い直し、とりあえずはこの状態で様子をみてもらうことにしました。

そして無音&高速PCへ

今回一番驚いたのがこれ。

実をいうとゴムシートなどもあてずに適当にHDを交換したにもかかわらず(しかもシャーシに直付け)、起動したらなんの音もしないまったくの無音に。

といっても、HDを交換する前でもHDが「カリカリ」といっている音は耳を澄まして聞かないと聞こえないレベルでしたが、それが解消されたので晴れて無音PCになった次第。

しかも、作業前には「このマシンのスペックだとOSXはちょっと厳しいかな」などと予想していたのですが、実際に10.2で起動してみると以前のOS9.02のときよりもサクサクと快適に動作するようになりました。

これは想像するにOS9.02ではこのマシンのリソース(プロセッサ:PowerPC G3 450MHz、メモリ:1GB)を有効に使えていなかったためではないかと思われますが、ふつうクラシック(Mac OS9.2以前)で起動したほうが、OSXでの起動時よりも快適に動作するはずなのです。

しかし、OS9.02をアップデートしたOS9.2でシステムを起動すると、あきらかに10.2で起動したときよりも動作が遅い。

 :「う〜む、なんだかよくわからん」

 愚妹:「まあいいんじゃない? 前よりも確実によくなったんだから」

 :「まあ、それはそうだけれども……」

 愚妹:「だったら、それでOKってことで」

 :「……まあ、それでいっか」

結局、最後はそれかよ!! って感じですが、今回はなんだか理解しがたいことばかり起きましたが、予定していた作業をほぼイメージどおりに終了することができ、相手方にも喜んでもらうことができたというのは、私自身の喜びでもあります。

しかし、こんなに気持ちよく作業が終わってしまうと、がぜんiMacがほしくなってくるわけですが、「いや、その前に自宅のiBookのHDの交換でもしてみるか……」なんて思いはじめたりしてきた今日この頃。

よしっ、まずは検索からはじめますか。