[iPod]iPodを使うための最初の一歩 その3


さて、前回のエントリーでは最新のiTunesでしかも大容量のHDにCDをリッピングしまくるべく、新たなマシンの購入を検討していたのだが、iMac G5は置く場所、Mac miniはCPUの問題でやむなく断念。そのうえCPUの問題があるものの新たなマシンの最有力候補だったMac miniもARDに化けてしまったので、仕方なくiBook G4をiPodの母艦にすることに。

あ〜あ、また再インストールか。あんまり気乗りがしませんのう。

などと思いながらiBookを起動し、インストールされているアプリケーションとネットワークの設定などをちらっと眺めつつ、ユーザーのホームディレクトリの中身をみてみると、ドキュメントやらフォトやらムービーフォルダのなかにファイルがごちゃごちゃと散在している。

え? 全部で6GBもあんの?

6GBだと容量が多すぎてDVDにも入らない。ちくしょうこんなことならファイルサーバを立てておくんだった。仕方ない、いまからとりあえず適当なマシンにバックアップを取るか。

しかし、それもめんどくさいですのう。なんかいい方法はないものか……。

とあれこれ考えていたら、急に閃いた。

 「そうだiPodにバックアップを取ればいいんだ!!」

そもそも、なんでこんなことをしているのかというとiPodを有効に使うためなんであった。

で、きゅうきょiPodを箱から出し、説明書を読みつつ、2〜3時間ほど充電してからおもむろにiBookにつなぎ、ごっそりとデータをバックアップしたのだが、異様に転送速度が速い。

 「おお、USB2.0って初めて使ったけどこんなに転送速度が速いんですか。優秀ですのう」

などと、きゃっきゃっとはしゃぎつつ、iPodにバックアップしたデータを確認し、問題はないだろうということで、えいやっとiBookにInstall CDを突っ込み、HDを初期化。

でもって、システムを再インストールし始めたのだが、これがまたけっこう時間がかかるのである。

ぽたぽたと滴り落ちてくる汗をぬぐいながら、「昔はシステムのインストールなんか30分もあれば終わったのになあ……」などと思いつつ、ぼんやりと「昔はよかった……」なんて感慨にふけったりしながら待つこと60分。

やっとこシステムのインストールが終わったので、まずはシステムのアップデートをするべく既存のAirMacのネットワークに接続しようと思ったら、「パスワードが違います」というダイアログが出る。


 なぬ?


2度、3度リトライするもやっぱり「パスワードが違います」。


 「ふざけんな。絶対にこのパスであってるんじゃ、このぼけ〜〜」。


だいたい、自分で設定したのだからまちがえるわけないっつーの!!(すごい自信)

しかし、なにをどうしてもAirMacのネットワークに接続できないので、頭にきてAirMacベースステーションをリセットしてやろうかと思ったのだが、よく考えたらリセットはいつでもできるので、とりあえず手近にあったLANケーブルをiBookにさしてインターネットに接続し、システムのアップデートをする。

あ、でもケーブルでつないだほうがAirMacで繋いでいたときよりもダウンロードが早いような……。

え? そんなの当たり前デスか?

「やっぱり無線ってそんなに速度は出ていないのか。結局、有線には勝てんのかなあ」なんてことを思いつつ、これまた1時間ほどかかってセキュリティやらJAVAやらのアップデートを行っていると、しらじらと夜が明け始めてきてしまったので本日はこれでお開き。

次はアプリケーションのインストールで、その次は待望のCDのリッピングだが、道のりはまだまだ険しそうですのう。